食中毒を引き起こす細菌のうち,人に対して病原性がある大腸菌で毒素を産生し,出血を伴う腸炎等を起こす腸管出血性大腸菌(O157,O26等)と呼ばれるものがあります。
京都府等では,先日,レアステーキと称するユッケ様の食品等による腸管出血性大腸菌O157による食中毒事例が発生しました。
生食や加熱不足の肉料理,二次汚染されたあらゆる食品が原因となる可能性があることから,以下の点に注意して食中毒を予防しましょう!
○ 「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」を確実に実行しましょう。
(1)食品の購入 → 肉と魚はそれぞれ分けて包み,寄り道せずに帰る。
(2)家庭での保存 → 帰ったらすぐに冷蔵庫へ保管し,肉と魚は汁が漏れないように包んで保存する。
(3)下準備 →肉と魚は,サラダなど生で食べる食品から離す。
(4)調理 → 十分な加熱(目安:中心部分の温度が75℃で1分間以上)を行う。
(5)食事 → 調理後は,長時間室温に放置しないようにする。
(6)残った食事 → 保存する場合は,早く冷えるように清潔な器具で容器に小分けする。
調理から時間が経ち過ぎている場合等は,思い切って廃棄する。
○ 肉は中心部まで十分に加熱しましょう。(75℃以上,1分間以上の加熱)
○ 高齢者、抵抗力が弱い方は、重症化することがありますので、生肉や加熱不十分な肉料理の喫食は避けましょう。
○ 生肉を切った後の包丁やまな板は,使用後すぐに洗いましょう。
○ 生野菜はよく洗ってから食べましょう
腸管出血性大腸菌における食中毒対策について,以下のリーフレット,ホームページに掲載されておりますので,ご覧ください。
・【厚生労働省】家庭でできる食中毒予防の6つのポイント
・【厚生労働省】家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/ kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/01_00006.html)
・【厚生労働省】腸管出血性大腸菌O157等による食中毒
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/ kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/daichoukin.html)
・【厚生労働省】災害時の食中毒予防のために
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/ 0000212536_00004.html)
・【厚生労働省】腸管出血性大腸菌Q&A
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/ 0000177609.html)
・【厚生労働省】お肉はよく焼いて食べよう
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/ 0000049964.html)
・【鹿児島県】 腸管出血性大腸菌食中毒を予防しよう(リーフレット)
・【鹿児島県】 腸管出血性大腸菌による食中毒を予防しましょう。
(https://www.pref.kagoshima.jp/ae09/kenko-fukushi/ yakuji-eisei/syokuhin/syokutyuudoku/ enterohemorrhagicescherichiacoli.html)
|