吉永 辰美
個人概要
住所:曽於市末吉町
活動内容
○活動の経緯
平成15年3月に当時の末吉町役場(現曽於市役所)を60歳で定年退職した際、地域の公民館長等の引き受け手がいなかったことから、今までお世話になった地域のために役割を果たす決心をした。
以降、北部地区公民館長(平成15年4月~令和3年3月)、北部校区社会福祉協議会会長(平成20年4月~令和3年3月)、鹿児島県立末吉高校同窓会長(平成21年5月~現在)、「ふれあいマインドロードを守る会」会長(平成25年5月~令和5年3月)などの要職を歴任するようになった。
結果として、曽於市公民館長連絡協議会、曽於市明るい選挙推進協議会、曽於市空家等対策協議会、曽於市地域コミュニティ活性化協議会など、これまで19の地域組織で役員等を務めており、曽於市の地域づくりに欠かせない存在として現在まで活躍している。
○主な活動内容
1.北部地区公民館館長等としての活動
平成15年4月から令和3年3月までの18年間、北部地区公民館の館長として、令和3年4月からは顧問兼副館長として、地域発展のため活動している。
館長時代には、地元企業から支援を得て、打ち上げ花火等のある「北部まつり」を開催し盛況を博した。同祭りは現在まで地域活性化策として継続されている。
2.熊野神社の「鬼追い祭り」での活動
地元の熊野神社におよそ1,300年前から伝承されている国家安泰、無病息災等を祈願する祭りで、鹿児島県指定無形民俗文化財にもなっている「鬼追い祭り」の実行委員として活動している。
同祭り当日は、実行委員としてだけでなく進行役としても活躍し、鹿児島弁で行う「鬼追い」の実況は会場を盛り上げ、祭りの名物にもなっている。
3.末吉高校同総会会長としての活動
平成21年5月から母校である末吉高校の同窓会長として活動しており、平成23年11月に開催した末吉高校創立90周年記念式典では、実行委員会会長として、式典の準備から開催までを執り行った。
その他、寄付金の徴収、高校への教育活動費の助成などを行っている。
4.その他の活動
1)「ふれあいマインドロードを守る会」会長としての活動
現在、旧JR志布志線の跡地が歩行者専用道路として使われているが、この道路を守るために平成5年5月に設立された「ふれあいマインドロードを守る会」の会長として、平成25年5月から令和5年3月まで活動した。
同会では、市民の健康づくりや学習の場として快適な環境を整備するため、美しい自然をより魅力ある景観へ整えようと道路の美化清掃活動に尽力し、令和4年8月には道路愛護等に関する鹿児島県知事表彰を受賞している。
2)北部校区社会福祉協議会会長等としての活動
平成20年4月に北部校区社会福祉協議会を設立し、令和3年3月までは会長として、令和3年4月からは副会長として活動している。
主な活動としては、毎月末の月曜日に、17の自治会に1人ずついる在宅福祉アドバイザー(各自治会の1人暮らしや寝たきりの高齢者の見守り活動を行うボランティア)と校区内に3人いる民生委員、校区社協役員が集まり、その月の活動状況等を報告する定例会を開催している。
定例会では、援助等を必要とする人の情報を共有し、民生委員から関係機関に報告するなどの活動を行っている。
また、校区内の95歳以上の人に毎年敬老祝い金を支給している。
3)北部地区長寿クラブ会長としての活動
令和元年5月に「北部地区長寿クラブ」を発足させ、会長として活動している。
長寿クラブでは、年間を通して健康づくりに努めるとともに会員同士の親睦を深めるため、グラウンド・ゴルフやボランティア活動を行うほか、他団体が行うグラウンド・ゴルフ大会などの各種催しや研修会にも積極的に参加している。
4)大淀川源流の巡回監視活動
曽於市からの委託を受け、地区内を流れる大淀川源流の担当区域の巡回監視活動を行っている。監視では、事業者等から異常な汚水や油等の流出がないか、死魚が発生していないか、河川・水路等に異常が発生していないかなどを常時巡視しており、その結果を毎月末に市に報告している。
○今後の抱負や活動など
熊野神社の「鬼追い祭り」を国指定の文化財とするため、活動していきたい。
また、今年で82歳になるので、可能なかぎり継続して活動するとともに、後継者の育成にも努めていきたい。