かじっがらす会

  • 上村 和巳

組織概要

設立年月日 昭和63年5月
正会員 12名(令和6年2月現在)
所在地 姶良市加治木町

活動内容

○設立の経緯、目的
 昭和63年、加治木町(現姶良市)からの要請で、加治木町商工会青年部を中心に、町内で活動している団体を一つに纏めた「かじっがらす会」が発足した。
 昔から地元では「せんでガラッパにかじっがらす(川内ガラッパに加治木ガラス,ガラッパとは河童の一種)」という言葉遊びが存在するが、からすの「うるさい」というマイナスイメージを逆手にとり、加治木の地域おこしをからすのように自信を持って積極的にリードしていきたいという想いを込めて「かじっがらす会」と名付けた。
 地域の活性化に寄与することを目的に、毎月の定例会の開催、年一回の奉仕作業の実施、滝まつり・陶器祭りへの参加のほか、定例会で決定した活動を行っている。

○主な活動内容
1 定例会
 定例会は、毎月11日の夜(11日が日曜日の場合は9日夜)と決め、活動内容についての情報交換をこれまで35年間(コロナ禍で中止となった6回を除く)、続けてきている。

2 実践活動
 平成元年に「かじき龍門滝まつり」にアユ釣りで初参加し、平成12年まで、子どもから大人までを楽しませ、祭りを盛り上げた。
 また、平成13年には「加治木おこしフォーラム」を、平成14年には「環境フォーラムin加治木」を、令和元年には「外来魚を食べる会」を主催したほか、令和4年には、発足35周年事業として加治木小鴉神社に記念樹・榊を植え、記念碑を建立するなど、長年にわたって加治木の地域おこしの中心的役割を果たしている。
 あわせて、神社・駅の周辺の草刈りや清掃活動などの定期的な環境保護活動にも努めている。

3 研修・交流活動
 平成7年に研修の一環として熊本県長陽村(現南阿蘇村)・白川水源へ出向き、「おあしす会」と交流した。
さらに、平成12年には韓国、平成18年には熊本県西原村、平成26年には熊本県産山村と大分県竹田市で研修を開催するなど、積極的に国内外の先進事例を視察するとともに、視察先の住民と交流を深めている。

4 地域研究・連携活動
 地域をより良くするために、自治体に対しても積極的に提案活動を行っており、平成8年には中止になった京セラ研修予定地の再利用について、平成17年には新たなごみ回収方法や自衛消防団の設立、議員定数の削減について提案を行い、結果として、議員定数の削減が実現した。
 また、平成25年に漁業者や網掛川漁業協同組合と「網掛川干潟再生の会」を結成し、ハマグリの養成事業に精励するとともに、鹿児島大学と連携したウナギの生態調査を続けている。
 令和3年には、同会で竜門小学校児童を対象に「川の生き物学習会」を開催し、鹿児島大学水産学部の教授による特別授業を行った。

○今後の抱負や活動など
 会員も高齢化してきているが、今後も可能な限り、定例会を毎月開催し、地元のために今の我々でできることを模索していきたい。また、奉仕作業や交流研修を続け、干潟再生の会の活動も県や姶良市、鹿児島大学とも連携して進めていきたいと考えている。

小鴉神社植樹祭

川の生き物学習会

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