劇団とんぼ
- 鳴海 ひとみ
組織概要
設立年月日 | 2007年3月 |
---|---|
正会員 | 8名(2023年3月現在) |
所在地 | 出水市高尾野町 |
活動内容
○設立の経緯、目的
もともと老人クラブの定例会で、ボランティアや訪問介護員などによる寸劇を楽しんでもらっていたが、2007年からは、高齢者が気をつけるべきことを「皆が楽しく学べるように」と、有志を募り、団体として活動している。
団員は、出水市老人クラブ連合会の会員のほか、ボランティア、主婦など様々であり、なかなか生の寸劇を観る機会がない高齢者に非常に喜ばれている。
また、寸劇には、コミカルなストーリーに振り込め詐欺や交通安全等を盛り込んでおり、高齢者が観て、たくさん笑い元気になりながらも、消費者トラブルや交通事故防止の啓発につながる内容となっている。
○主な活動内容
1.台本
2015年以前は地域の方に台本を依頼していたが、2016年以降は、団員の一人が新作を執筆している。
2.役決め・協議
役は、基本的に台本の作成者が執筆時に決めているが、協議が必要な際は団員が集まって話し合い、また、題名についても台本を読んで皆で決定している。
3.練習
台本完成後、団員に配布し、まずは各自で台本読みや流れをつかむことからはじめ、その後、皆で「たかおの交流館」に集まり練習を行っている。
練習では、最初の1か月目は週に1回程度、2か月目は週に2回程度、本番2週間前からは毎日と、段階的に練習量を増やしていく中で、団員同士で意見を出し合い、台本を改良しながら、より観客に楽しんでもらえる寸劇になるよう努めている。
また、寸劇の背景は地域のボランティアに描いてもらい、衣装や小道具は、各自で持ち寄ったり作成したりするなど、手づくりで寸劇を作り上げている。
4.公演
寸劇は、以下のとおり、1つの演題を1年間通して行っており、様々な地域からの公演依頼のもと、「地域社協まつり(ふれあいサロン)」や「樋脇・東郷地域ふれあい生き生きサロン交流会」等で、年に約10回披露している。
2009年「天国からきた母ちゃん」
2010年「旅は道ずれ世は情け」
2011年「真夏の夜の夢」
2012年「日々是好日」
2013年「花の三婆人情」
2015年「続 旅は道ずれ世は情け」
2016年「平成の桃太郎」
2017年「出水郷の一休さん」
2019年「鶴の恩返し捕り物帳」
2020年「水戸納豆衛門~出水紀行~」
2021年「明日もいい天気」
また、ほとんどの団員が、老人クラブや、ボランティア団体に所属しており、社会奉仕活動等に努めるとともに、劇団の活動を行っている。
団員は、演技をすることや、観客に喜んでもらえることが非常に嬉しく、楽しみながら活動している。
○今後の抱負や活動など
最近はようやくコロナ渦が落ち着いてきたので、皆で協力しあって、観ている人に元気を与えることができるように今後も活動していきたいと考えている。