泉ヶ丘きばいもんそ会
- 上薗 紀男
組織概要
設立年月日 | 平成30年5月 |
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正会員 | 10名 |
所在地 | 鹿屋市寿 |
活動内容
○設立の経緯、目的
平成27年に、地域住民である独居高齢者の孤独死をきっかけとして、見守りグループ「泉ヶ丘ふれあい隊」を結成し、高齢者等の見守りを始めた。この活動の中で、地域住民がちょっとした困りごとを抱えていることが分かり、平成29年に、住民アンケートを実施したところ、「有償ボランティアの制度があれば利用したい」という回答が9割に達したことから、有償ボランティアを行う会の立ち上げに向けた話し合いを開始した。
町内会長をはじめ民生委員、生活支援コーディネーター、鹿屋市社会福祉協議会など関係者が20回以上にわたり協議を重ね、「有償ボランティア」の意義から、制度立ち上げ・運営に係る資金の確保、支援内容の決定まで、段階的に課題等を整理し、ついには、「泉ヶ丘きばいもんそ会」が立ち上がることとなった。
○主な活動内容
1.定例会
・毎月1回、定例会での情報交換
2.有償ボランティア
・軽易な家事の一部支援(おかず作り・裁縫・掃除・ごみ出し・電球交換・家具の移動など)
・話し相手(見守り)
・病院の付き添い
・軽易な庭仕事の一部支援(草取り・水まき・種まき・定植・剪定・大工など)
・子育て支援活動(子守り・ごみ出し・おかず作りなど)
3.利用方法
登録料(初回のみ)は、町内会員300円、未加入者600円。
利用料は30分300円、1時間600円となっており、支払いは、利用者があらかじめ購入した「たすけあい券」を、利用した時間に応じて支援員に渡すことで行う。
支援員へは、毎月の定例会で活動費として同金額が支給される仕組みとなっている。
4.周囲への広がり
ご近所同士の助け合いで、介護保険利用の抑制にもつながり、行政にとっても魅力的であることから、県内のみならず県外からも関係者が視察に訪れるなど、各地に反響が広がっている。鹿屋市内においても活動の様子をみて、“うちでもやってみよう”と、「高須たすけあい隊」や「きばいもんそ会」が立ち上がり、互いに協力しながら活動をしていこうとの動きが出てきている。
○今後の抱負や活動など
町内会での広報活動をいかにするか、支援員をどう増やすか、後継者をどう育てるか等を考慮しながら、地域の活性化に寄与する。