花井 恒三(奄美のトラさん)
個人概要
住所:奄美市名瀬
活動内容
○活動の経緯
平成19年3月末に奄美市役所を退職し、その翌日から、「団塊世代がつくる無償ボランティア 奄美のトラさん」としてボランティア活動をスタートした。ボランティア活動を始めたきっかけは、以前、映画「男はつらいよ」の撮影を見学し、寅さんの「頼まれもしないのに、お節介をして相手が喜ぶのを見て満足する」という生き方に感銘を受け、寅さんの精神を奄美で受け継いでいこうと決意したからである。
在職中に尽力していた奄美地域の観光などに関することや、移住希望者に対して現地の案内などの他に、好きだった著作活動分野(奄美の歴史に関する著作物を執筆し学校へ無料配布)のボランティア活動を行っている。
○主な活動内容
1.都市圏からの奄美への移住希望者、大学や調査研究機関等の研究者、産業投資家、マスコミ等の取
材活動に積極的に応対しており、「奄美の入り口での案内役」として親しまれている。
2.地元紙(南海日日新聞、月刊奄美)でコラム連載や、奄美テレビ放送及びあまみエフエムで番組司
会を務め、奄美の歴史を後世に伝えている。
3.奄美市が主催している奄美市生涯学習講座の中で、「戦時中の奄美」、「奄美の日本復帰に係わる
歴史」をテーマに講師を務めている。長寿で元気な方々をゲストに迎え、テーマに沿った講演を行
うとともに、伝承活動も担っている。
4.講座で得られた逸話等を、「奄美市紡ぐきょらの郷づくり」助成事業を活用し3冊のこども読本に
まとめ、奄美市内の全学校に配布している。
5.奄美群島の日本復帰運動に関する伝承を目的とする会の事務局長(平成19年12月~)及び、地域
活性化・地域振興のスペシャリストである内閣府地域活性化伝道師(内閣府地方創生推進事務局よ
り任命,平成22年4月~)として活動している。この他にも、NHKラジオ深夜便「日本列島くらし
のたより」のレポーター(平成23年4月~平成25年3月)として、番組のオープニングで季節の話
題などをレポートしていた。
これらの社会貢献活動は、奄美の歴史の現代的意義を後の世代に継承する役割を担っており、ライフワ
ークとなっている。
○今後の抱負や活動など
今後,上述した活動での新聞のコラムや講演録を「奄美のトラさんライブラリー」として、冊子にまとめたいと考えています。