本園 金盛

個人概要

住所:大島郡与論町

活動内容

○活動の経緯
 平成25年8月、65歳になったことを1つの区切りとして、東京で経営していた旅行会社をたたみ、
同年9月、故郷である与論町にUターンした。
Uターン後は、故郷のため、これまでの経験で築いた旅行関係機関や県人会等との幅広い人脈を活か
したいとの強い想いから、それまで妻が与論町で経営していた旅館業を引き継ぐとともに、都市圏と
奄美地域の架け橋役として、観光客や移住者の増加のために活動している。

○主な活動内容
1 観光促進活動
 昭和55年4月から東京に転出する平成5年3月まで、与論町観光協会の役員を務め、昭和63年には、
当時通商産業省が提唱していた「シルバーコロンビア計画」(定年退職者達の海外居住を支援するプ
ログラム)にヒントを得て、全国の定年退職者を観光客として与論町に呼び込む「ヨロンピア計画」
を立てた。同計画は、地域活性化のため、「寒いときは暖かい南国に、暑いときは北国へどうぞ」を
合言葉に、同会のプログラムの一つとして立案されたものである。同計画の代表者として、同会を離
れていた期間も含め、現在まで、与論町への観光客受け入れ活動を継続している。
Uターン後の平成27年5月以降は、同会の専務理事に就任し、都市圏での観光PR活動や地元での観
光客誘致イベントの開催、また、観光分野における若手人材育成に尽力している。
2 移住促進活動
 Uターン後は、これまでの旅館業を通して知り合った若い県外居住者を与論町へ移住させるため、
移住希望者と行政とのつなぎ役として活動し、その結果、現在まで多くの方が与論町へ移住している。
また、移住までの案内にとどまらず、移住後も引き続き移住者からの相談に応じるなど、移住者に寄
り添った活動を行っている。
その他、U・Iターン希望者からの住居や仕事に関する相談等にも応じるなど、与論町への移住促進
に一役買っている。
3 島外・異世代との交流活動
 平成22年には、薩南諸島と都市圏の交流促進を行う民間団体と個人有志により結成された「かごし
ま・島交流の会」の相談役に就任した。
同会は、毎回ある1つの島に焦点を当て、島の宝(自然、食べ物、酒、唄、踊り等)を掘り起こし、
島と島外の人との新しい関係を構築することを目的としたイベント「しまのがっこう」を東京で開催
している。その第1回目に当たる「与論島しまのがっこう」では講師を務めた。
 また、令和3年1月から2月にかけて、鹿児島県の「奄美群島の自然・魅力再発見事業」を活用し、
地元住民を対象に、方言を学びながら与論島内をめぐるエコツアーを企画・実施するなど、島の魅力
を島内外に広く発信している。
 さらに、都市圏から与論町への「子ども留学」も推進しており、自らも毎年、里親として留学生を
受け入れるなど、「与論のお父さん」として、県外の中学校と与論町の中学校の架け橋役を担ってい
る。
その他、平成26年4月からは、古里地区の老人クラブ副会長と公民館副会長を引き受け、グラウンド
ゴルフやゲートボールといった地区住民の親睦交流活動や、子ども達への昔遊びの伝承活動等の世話
役を務めている。また、同年以降は、与論町老人クラブ連合会の若手委員にも就任し、町内の子ども
達に向けて、映画祭や手作りたこあげ大会など様々なイベントを開催している。

○今後の抱負や活動など
 今後も旅行業の経験や人脈を活かし、与論島の地域を担う子ども達の人材育成や、地域づくりに役
立つ観光活動に貢献できるよう努力していきたいと思っている。

古里地区グラウンドゴルフ   

老人クラブでの清掃活動

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