志布志淑女会
- 本村 多可子
組織概要
設立年月日 | 平成26年11月25日 |
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正会員 | 10名(令和3年2月時点) |
所在地 | 志布志市 |
活動内容
○設立の経緯、目的
平成27年が、戦後70年となる節目の年であるということから、戦前・戦中・戦後を生きた志布志
の女性の暮らしを記録に残したいと思い、平成26年11月に、志布志市内在住及び志布志市出身の20
名の女性で設立した。
○主な活動内容
1.平和教育
志布志市内の小中学校等で、戦中・戦後の暮らしの様子(食糧不足に伴う生活の様子や両親を
亡くした子どもの生活の様子など)を描いたオリジナルの紙芝居の読み聞かせや、会員の体験
談(長崎で被爆したことや、戦中の学校・家庭の様子、兵隊との交流についてなど)を語り継
ぎ、平和の尊さを伝えている。
2.戦争に関する体験談発表
平成27年7月に、志布志市文化会館で開催された創年市民大学公開講座及び同年10月に開催し
た志布志淑女会主催の「戦争を語ろう伝えよう会」において、爆撃の被害から逃れるために川
へ飛び込んだことや、親元を離れて疎開したこと、戦中の動物園の話等、様々な戦争に関する
体験談を発表した。また、同会では、参加者と意見交換を行い、「絶対に戦争をしてはいけな
い」と改めて確認する場とすることができた。
3.本の出版
女性目線の戦争体験をまとめた「戦中戦後の志布志のくらし」(平成27年8月出版)及び「台
所から見た志布志の戦中戦後」(平成28年8月出版)や、わらべ歌をまとめた「むかし歌った
わらべ歌(CD付き)」(平成29年2月出版)、昔の子どもの遊びを紹介する「むかし遊び伝
承館 ~私が子どもだった頃~」(平成30年3月出版)を執筆するとともに、志布志市内の小中
学校に1冊ずつ寄贈している。
4.勉強会の実施
会員の高齢化により、会員数が減少し、活動が困難になったため、なんとかしようと思い、若
い新会員に呼びかけ、毎月1回戦争についての勉強会(戦争に関するDVD鑑賞や志布志の歴
史に詳しい地元の方を講師に招いて講義)を行っている。
○今後の抱負や活動など
「むかし遊び伝承館 ~私が子どもだった頃~」に掲載した遊び道具の展示会を開催し、本だけ
でなく、実際に目で見て、当時の遊びに触れてほしいと考えている。
また、今後も戦争の悲惨さや平和の尊さを、体験発表や本の出版等を通して多くの方に伝えて
いきたいと考えている。