宮内 伸一

個人概要

住所:姶良市

活動内容

○活動の経緯
 小学校の教員を38年間務め、退職後、歴史ボランティア協会のことを知った。
 歴史が好きで、地域のためにボランティア活動をやってみたいという想いから、平成25年に歴史民俗資料館の歴史ボランティア養成講座を受講し、協会の会員になった。
 令和4年に姶良歴史ボランティア協会の会長に就任し、日曜・祝日は姶良市歴史民俗資料館に勤務するなど、地域の歴史を繋いでいく大切な役割を担っている。

○主な活動内容
 姶良歴史ボランティア協会の会長として、以下のような活動を行っている。
  
1.役員会・定例会の開催
 毎月第2木曜日に定例会を行っており、その4,5日前に役員会を開催している。
  
2.勉強会の開催
 毎月1回、定例会の後に1時間程度の勉強会を開催している。また、年に3,4回は姶良市内の史跡等の研修を行うほか、毎年10月には姶良市との関係が深い市町村等に出向き、史跡・文化財を訪問視察し、さらなる知識の向上に努めている。
 
3.歴史民俗資料館の展示解説、体験活動
 歴史民俗資料館において,年に2回開催される特別企画展では、来場者が多い日曜・祝日等に展示解説を行っている。
 また、夏季休業中の子供たちを対象にした体験活動では、補助役として活動に参加している。

4.姶良市内の史跡ガイド等
 年間15回程度史跡ガイドの依頼があり、大人だけではなく、小中学生を対象にした史跡巡りも行っている。
 史跡ガイドについては、個人からの依頼だけでなく、姶良市社会教育課主催の講座やイベント等でのガイドも行うほか、総合的学習や社会科見学の際のガイド等についても随時相談を受けている。 
 なお、ガイドをするにあたっては、コースの設定や打合せ・下見等のほか資料の作成など入念な準備を行っている。
 また、同会員においては、姶良市の文化財係の依頼により年に6回程度、史跡の巡回点検や清掃活動を分担して行っており、史跡の状況把握に努めている。

5.広報誌等の発行・『姶良市文化財ガイドブック』作成への協力
 年2回(9月・3月)、史跡や催し,活動状況等を紹介する「あいらの歴史と物語」の広報誌を発行しており、今年で50号の発行を迎える。
 また、今年度からインスタグラムにおいて「姶良歴史ボランティア協会の公式ページ」を開設し、活動状況を随時紹介している。
 なお、姶良市教育委員会が、平成30年から令和2年にかけて『姶良市文化財ガイドブック』(3巻)を作成した際、文化財についての解説文を会員で分担執筆し、作成に協力した。現在、ガイドの際の資料作成に大いに活用している。

○今後の抱負や活動など
 姶良歴史ボランティア協会の定例的な行事の継続に加え、歴史だけでなく、ジオパーク等の自然環境とも一体となった紹介ができるように研修を深めるとともに、他の団体との連携も図りながら、さらに活動を広げていけるよう工夫していきたい。
 また、現在作成している資料は大人向けのものが多いので、子ども向けの資料作成にも取り組んでいきたい。そして、郷土の歴史をもっと知ってもらい、故郷に誇りを持ち、故郷を愛する子どもたちに育ってほしいと考えている。
 高齢化社会になって、ボランティア活動に参加する方々が少なくなってきているが、「歴史ボランティア養成講座」の受講者を増やし、歴史ボランティア協会の活動に参加される方が増えていくよう、さらに声掛けをしていきたいと考えている。

「ふるさとチャレンジャー」
での説明(社会教育課主催事業)

山田の凱旋門でのガイド
(公民館講座「姶良の歴史探訪」)

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