夢蛍たぶがわ2016

  • 山崎 昭二

組織概要

設立年月日 2016年4月
正会員 11名
所在地 枕崎市田布川町180

活動内容

○設立の経緯、目的
 少子高齢化や過疎化が進行する地域の活性化を願い、自分たちの地域は自分たちで守っていきたいという有志11名で、2016年4月に「夢蛍たぶがわ2016」を設立した。
 地域住民の自治意識を高め,福祉の増進と青少年の健全育成を願っており、他地域との交流を深めて教育文化の振興に努めている。また、「活力と温もりにみちた自然豊かな地域づくり」を活動理念に掲げて活動している。

○主な活動内容
1 定例会及び他機関との連携協議の開催
・地域内に住む会員で構成されており、毎月の定例会のほかに不定期の会議を開催して、実践活動の協議や会員の親睦を図る懇親会を開いている。
・会員も構成員となっている集落営農組織「くらたの里・田布川」や、買い物弱者対策として立ち上げた購買店舗「(株)輝楽里たぶがわ」と連携し、活動計画を協議・策定している。

2 地域づくり活動
・20年ほど前に始まった景観作物(コスモス等)による集落内の遊休農地の保全活動を引き継ぎ、地域の景観づくりに取り組んでいる。
・令和3年から養蜂農家と連携して、菜種、レンゲなどの蜜源作物を作付けする粗放的農地利用整備事業(最適土地利用対策)に取り組み、地域内の遊休農地の保全に努めている。
・また、令和5年から県外企業の協力を得て養蜂農家と連携し、赤そば(髙嶺ルビー)の植栽に取り組んでおり、継続して地域内の遊休農地の保全に努めている。

3 交流活動による地域づくり
・地域内の遊休農地に蜜源作物(景観作物)を植栽し、観賞に訪れる他地域との交流機会を創出することで、交流人口の増加による地域づくりに取り組んでいる。
・2016年に地域で見かけなくなった蛍の再生を願い、用水路や湧水を活用して荒廃農地にビオトープを創生した。そこで、フルート奏者を招聘し「夢蛍コンサート」を開催したり、近隣の小学校の課外事業を受け入れたりするなど、交流人口の増加を図る地域づくりに取り組んでいる。
・2014年から地域の伝承行事にはなかった「田布川・鬼火焚き」を新たに始め、近年では地域外から300人近くが参加する地域の一大イベントとなっている。

 また、こうした取組が評価され、2023年7月には「地球環境を守る県民運動推進大会」の令和5年度環境保全活動団体表彰において「県知事賞」を受賞し、2024年6月には、令和5年度鹿児島県共生・協働の農村づくり運動表彰において「農村集落部門 県知事賞」受賞した。さらに、同年12月には、「豊かな村づくり全国表彰事業」において九州ブロック代表として「農林水産大臣賞」を受賞している。

○今後の抱負や活動など
 今後も、交流活動の展開による地域の活性化と、継続した取り組みによる地域の自然環境に対する意識の醸成や啓発に努めていきたい。
 さらに、持続可能な活動による青少年の健全育成にも積極的に取り組んでいきたいと考えている。

「夢蛍コンサート」

「田布川・鬼火焚き」

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