亀津浜踊り保存会
- 会長 新田 武男
組織概要
設立年月日 | 昭和46年 |
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正会員 | 45人(平成27年2月現在) |
所在地 | 大島郡徳之島町亀津 |
活動内容
○ 設立の経緯、目的
「亀津浜踊り」の発祥は、記録などが残っていないため不明であるが、島では古い民俗芸能で
あり、島唄や島踊りの中では、最も古い芸能であることは多くの郷土史家が語っている。
昭和30年頃までは郷土行事のたびに踊られていたが、高度経済成長に伴い、若者の人口流出
や踊り手、唄い手の高齢化などにより伝統文化の継承者が激減したことで一時衰退し、危機的な
状況となった。
そのような中、「亀津浜踊り」を残したいという先人達の強い思いにより、昭和46年には、
「亀津浜踊り保存会」を立ち上げ、歌詞の整理や毎月15日を定例の稽古日に設けるなどの再興
に取り組んだことにより、昭和51年には町の無形文化財に指定された。
その後も会員の高齢化により「このままでは継承できなくなるのでは。」という不安もあった
が、平成13年の自治公民館建設を機に再活動の気運が高まり、平成18年10月には、全国各
地の町出身者から篤志を募り、伝承活動の足跡となる石碑を建立した。
現在では、若手世代にも声かけをして、次世代への伝承活動に積極的に取り組んでいる。
○ 主な活動内容
① 「浜踊り」の伝承活動
・毎月第1・第3水曜日の午後8時から、2時間の練習
・毎年、地区の小・中学校の運動会で、全児童・生徒と教職員、地域の方々へ浜踊りの指導
② 町内の祭りやイベントでの披露
・「ねんりんピック鹿児島2008」にも出場
③ 観光客の接待や大学生等のフィールドワークへの協力
○ 今後の抱負や活動など
これからも私たち高齢者が、指導者として先人の残したかけがえのない文化遺産である「亀津
浜踊り」を末永く、次世代へ継承していけるように後継者育成に励んでいきたい。